貢献している社員に報いる給与体系にしたい!
Q
例えば、X係長は父の代から勤めてくれています。残業は厭わないのですが、自分から改善提案をすることはなく、改革にも非協力的です。
Y課長は若手の最有望株です。X係長とY課長の給料は本当は逆にしたいと思っています。
A基本給は、勤続年数に応じて上がり続けるのですね。確かに、長期勤続を奨励するため、基本給の昇給は必要です。
給与体系が、貢献している社員に分配されていないように思います。
基本給 | 役職手当 | 時間外 | 月計 | 年賞与 | 年収 | |
---|---|---|---|---|---|---|
X係長(56歳) | 300,000 | 10,000 | 90,000 | 400,000 | 基本給3ヵ月 | 570万円 |
Y課長(38歳) | 250,000 | 70,000 | 0 | 320,000 | 基本給4ヵ月 | 484万円 |
Y課長は若手の最有望株です。X係長とY課長の給料は本当は逆にしたいと思っています。
しかし、肝心なのは程度です。
この給与体系の問題は、基本給にあります。ズバリ実在賃金の首都圏版によると、50歳男子一般社員の基本給の相場は、273,000円です。
一方、40歳管理職の基本給の相場は、326,000円です。
賞与を基本給の何か月分という決め方をする会社は多いのですが、貴社の場合は、結果として年功序列が行き過ぎてしまいます。そこで、基本給の影響を限定するため、賞与計算用の上限を設定します。
例えば、賞与計算のときだけ基本給の上限を25万円とみなすのです。そして、課長以上の管理職には、役職手当も基本給に加算します。それだけで、次のようなバランスになります。
基本給 | 役職手当 | 時間外 | 月計 | 年賞与 | 年収 | |
---|---|---|---|---|---|---|
X係長(56歳) | 300,000 | 10,000 | 90,000 | 400,000 | 75万円 | 555万円 |
Y課長(38歳) | 250,000 | 70,000 | 0 | 320,000 | 128万円 | 512万円 |
そして、基本給そのものについては、社員の皆さんの賃金診断をさせていただいたうえで、提案を考えさせていただけますか。
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